発表の作法 文献講読編


さて、大学院では、

授業でも、ゼミでも、

「発表」の順番がやってきます。


授業登録の際に、

「じゃあ、何回目を担当するか決めましょう」

と言われたとき、

「ひえ~~~!発表なんてできないよ~~~!!」

と、ものすごくビビったのを思い出します。


発表には2種類あります。

ひとつは、ゼミ生で知識を共有するためのもので、

 ①文献を読んで、その内容を紹介し、疑問点を出す

これは、みんなでこの文献について議論するための発表です。



もうひとつは、自分自身のためのもので、

 ②自分の研究の全体像、進行状況を報告する


これは、自分自身の研究がどこに向かっているのか、

このまま進めて妥当なのか、

などを確認し、

批判してもらうことで、ブラッシュアップするための発表です。


発表の時に気を付けたいことはそれぞれ異なります。


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①文献を読んで、その内容を紹介し、疑問点を出すという

文献購読型の場合、

もっとも重要なのは、「みんなで議論する」ことです。

そのための材料を発表するのが、最低限の義務です。


「担当部分の途中までしか読めませんでした」

というのは、もっとも避けなければなりません。

だって材料がなかったら、議論のしようがありませんから。


そして、時間配分も重要なポイントです。

議論する時間をしっかりとれるよう、
ていねいに、かつコンパクトに報告しましょう。


社会人院生のダメポイントに、

「ついついしゃべりすぎる」

という点があります。

限られた時間を、議論に有効に使うためにも、

しゃべりすぎない、は鉄則です。

大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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