書く順番と章構成


さて、前回「ピースをつくる」では、

修論を1ピースずつ書き始めるといいよ、

とお伝えしました。

そして、ハードルが低く

手をつけやすい順番で

書くことをおすすめしました。

それが、以下のような順番です。



   A 社会的な背景や、歴史的な経緯

  →B 調査手法、調査の概要

  →C 分析

  →D 考察

  →E 先行研究の検討

  →F はじめに

  →G おわりに



厳密にいえば、

このA~Eは、

行ったり来たりしながら書きますけど、

手をつけやすい順番としては、

上記になると思います。


ところで、上記のプロセスを見て

みなさんに気づいて欲しかったことはなんでしょうか?



それは、

手をつける順番と、章構成の順番は違う

ということなのです。


上記のプロセスで書いたパーツを

社会科学の手順に沿って

修士論文の形にすると、以下のようになります。



  序章  G はじめに 

  第1章 A 社会的背景、歴史的経緯

       E 先行研究の検討

       B 調査手法、調査の概要 

  第2章 C 分析

  第3章 D 考察

  第4章 E 新しい発見 

  終章  H おわりに



論文を書きなれていないと、

つい序章から書き始めようとしますが、

パーツをつくる順番と、

パーツを並べる順番は、

同じではないのです。


これを知っておくだけでも、

修論執筆のハードルは、かなり下がりますよ。

修論は、隗より始めよ。

できるところから、

ステップアップしていきましょう^^/

Photo by Amador Loureiro on Unsplash


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