ピースをつくる


修論はジグソーパズル」でもお伝えしたように、

4万字~10万字など、

修士論文では、ひじょうに長い文章を書くことになります。


しかし、どんなに長い文章も、けっきょくは

「小さなピースの集まり」

でつくられているのです。


そこで、

いきなり修論全体=すごく複雑で大変な作業をイメージするのではなく、

まずは、「1ピースだけ書いてみよう」

と考えて取り組んでみましょう。


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テーマにもよりますが、

例えば、

A 社会的な背景や、歴史的な経緯であれば、

レポートのつもりで書き始めやすいと思います。


また、

自分が調査をどのように行ったかという

B 調査手法と調査概要の部分は、

実際に行動したことを書くので、

書きやすいと思います。


つづいて、

C 分析の結果を、

図や表、文章にしてみましょう。


こうして文を書き始めると、

不思議と脳が活性化されて、

新しい視点やアイディアが閃きます。


それらは、できるだけメモしておき、

そのメモを分析に利用したり、

着目点を狭めるのに利用しましょう。


分析の結果から、

D 考察

へと発展させていきますが、

C 分析 ~ D 考察を書きながら、

どの知見が新しくて、

どの知見が新しくないのかを腑分けするために、

E 先行研究の検討の章も

書き始めるとよいと思います。



そして、はっきりと

F「新しい発見」

を確認できたら、

その「新しい発見」に合わせて、
全体の流れや、
書いた内容を、調整していきます。



全体の調整をしながら、

G 「はじめに」

で修論の全体像を示し、

H 「おわりに」

で修論のまとめと、やり残した課題について

書いていきます。


さて、ここまで読んで、なにかに気が付きませんか??

気付くかな?気付かないかな??

答えは次回!

大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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