ピアネットワークをつくる その2


ピアネットワークのピアpeerは、

ロングマン英英辞典によれば以下のような意味になります。


peer:

your peers are the people who are the same age as you, or who have the same type of job, social class etc


ここでいうなら、

「あなたと同じように大学院で学ぶ人」と言えるでしょう。


大学院での研究生活は、わからないこと、初めてのことがいっぱいです。

教授たちは、一度通ってきた道で、すでにコツを会得している人たちなので、

社会人院生が

「なぜできないのか?」

「なににつまづいているのか?」を

うまくつかめず、言い表すこともできなかったりします。


自転車にすいすい乗れるようになったら、

なんで乗れるようになったのかを説明できないのと同じように。

日本語をしゃべれるのはどうして?と聞かれても、

使ってたらいつの間にか・・・としか言えないように。


でも、同じ大学院生は、

同じような苦しみを感じ、似たり寄ったりの壁にぶつかっているから、

お互いに助け合えます。

あるいは、少し上の先輩であれば、まだ苦しかったことを覚えていますから、

その時期に必要なアドバイスをしてくれると思います。


入学したら、まず同じ学年、同じ専攻やコースの学卒院生たちと

メールアドレス(あ、古い?今はラインかな?)を交換しましょう。


同じコース内で、ピアネットワークをつくることは、

ただ苦しさをのりこえることだけが目的ではありません。


学部からあがってきた学生は、

教授たちの性格や指導の特徴を、よく知っています。

どの授業を取れば、自分の研究に役立つのか、

ゼミでの発表の仕方、

試験の切り抜け方やレポートの書き方を教わることもできます。

その大学の情報に精通している学卒院生に、

どんどん教えてもらいましょう。


他大学からの入学者が多いなら、

情報共有するしくみをつくりましょう!

なぜ、そんなしくみが必要かって?

それは、次回のブログでお伝えします。 


Photo by Hristo Sahatchiev on Unsplash

大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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