あなたが大好きなものはなんですか?
食べ物、映画、小説、スポーツ、街、行為・・・
または、休みの日にしていることは?
音楽を聴く?
野菜を育てる?
山登りする?
ひとつだけ、好きなものを決めたら、
「どうしてそれが好きなのか」
「どんなことを感じるのか」
を、
ことこまかく説明してください!
Photo by 自然@AC-photo
例えば、わたしは、
おむすびが大好きです。
あの湯気とともに香る甘い匂い、
口の中にいれると、
塩気とお米の甘みが、ふわっとほどけて、
口の中でも湯気が立ち上り、
ほかほかする感触・・・
そこに、
海苔の旨味が追いかけてきて、
お米をかむごとに幸せな気持ちになるんです。
とまあ、こんな感じで表現します。
ありがちなのが
「おいしいから好きです」
という説明ですが、
これはNG。
だって、
あなたにとって「どうおいしいか」を
聞いてるんですから!!
わたしたちって、
嫌いな人や、嫌いなものについては、
えんえんしゃべれますよね?
なのに、
好きなものについては、
意外と
「好き💖」
だけで済ませてませんか?
だからこそ、
「好きなもの」を説明することは、
表現力の訓練に最適です。
教員は、
できるだけ具体的に表現できているか、
他の人に伝わる説明になっているかを、
チェックしましょう。
そして、
「おいしいから好き」的な
アバウトな説明がでてきたら、
すかさず
「つまり、どういう感じ?」
「それはどういうことなの?」
と、
問いを重ねていきましょう。
学生がたじたじになって、
「そういえば、自分はことばにすることをしてこなかった・・・」
と気づいてくれたら、
このレッスンは成功です。
そして、
この訓練では、
教員の「問う力」も重要です。
ぜひ、学生とのセッションを楽しんでください。
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