2023.02.04 01:51「問いを立てる」訓練教員のみなさんの中には、「問い」の見つけ方を、先行文献にあたり、調査を行う中で、苦しみながら見つけるものだ、と、「習うより慣れよ」パターンをイメージしていることが多いように思います。でも、問いの立て方も、ちょっとした訓練で、ちょこっとだけ近道になることもあるんです。それが「問いの立て方訓練」です。身近なことでよいので、なぜどのようになにが/なにをいつを使って、疑問を言葉にしてもらいます。このとき、社会人が立てがちなのが、「未来」に焦点を当てた問いです。「どうすれば~~~は良くなるか」「どのような~~~が求められるか」これ、研究ではNGですよね。研究での視点は、「未来」ではなく「現在/過去」にあるからです。
2023.01.30 01:11社会人院生への教えかた大学教員の方からすると、大学院に進学してきた社会人に対して、「教えにくいなぁ~~」と思う方もいるでしょう。ときには、自分より年上の方が、学生としてゼミに参加することもあります。とくに、仕事経験が長い人、仕事での成功体験がある人は、「仕事OS」を、「学問OS」に入れかられない場合が、多いように思います。だからこそ、「仕事」と「学問」の溝を埋めるためのカリキュラムはぜったいに必要!そこで、ここでは「こんなカリキュラムあったらいいな」のアイデアを書き留めていきたいと思います。教員のみなさんが、実践するのは大変だと思いますが、「知っておく」だけでも、指導の工夫のヒントになることもあるかもしれません。仕事と学問のずれを知って、よりよく社会人院生を指導する一助にな...