「問いを立てる」を訓練する

教員のみなさんの中には、

「問い」の見つけ方を、


先行文献にあたり、

調査を行う中で、

苦しみながら見つけるものだ、


と、

「習うより慣れよ」パターンをイメージしていることが

多いように思います。


でも、

問いの立て方も、

ちょっとした訓練で、

ちょこっとだけ近道になることもあるんです。


それが「問いの立て方訓練」です。


身近なことでよいので、


なぜ

どのように

なにが/なにを

いつ


を使って、疑問を言葉にしてもらいます。

このとき、社会人が立てがちなのが、

「未来」に焦点を当てた問いです。


「どうすれば~~~は良くなるか」

「どのような~~~が求められるか」


これ、研究ではNGですよね。


研究での視点は、「未来」ではなく

「現在/過去」にあるからです。

photo by jon tyson @unsplash


そこで、立てられた問いの「時制」に注目し、

もし未来に視点があるなら、

現在、過去に向けるよう教えましょう。



このひと手間によって、

社会人院生の意識を、

「未来」から「現在/過去」に向けるよう

促すことができますよ。


大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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