社会人院生が
ドラマ手法のアクティヴィティを経験する意義は、
前回「分析の視点を学ぶ3」でお伝えしたように、
「社会人」という視点から離れる、
という点だけではありません。
ドラマを演じる中で、
ドラマの中の登場人物の視点を経験することがあります。
そうすることで、
「自分」視点から離れて、
対象を感じることができるのです。
Jim Makos @unsplash
分析する際、
対象に共感するだけではだめですが、
だからといって、
まったく理解しないまま解釈することは
できないと思います。
そして、
「自分」視点から見ると、
矛盾だらけのことでも、
「対象者」視点で見ると、
実はその人なりの道筋があることが理解できるのです。
このように、
「自分」視点から離れることで、
さまざまな視点を獲得できると思います。
さらにいうと、
この手法を使うと、
授業の終わりには、
みんなが知的な刺激を受けて生き生きとするだけでなく、
教員を含むゼミ生の関係性をポジティブにしてくれますよ。
教員は、
ぜひ、こうした経験的な学びを用いて、
新たな気づきを促してみてください。
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