分析の視点を学ぶ 4


社会人院生が

ドラマ手法のアクティヴィティを経験する意義は、

前回「分析の視点を学ぶ3」でお伝えしたように、

「社会人」という視点から離れる、

という点だけではありません。


ドラマを演じる中で、

ドラマの中の登場人物の視点を経験することがあります。


そうすることで、

「自分」視点から離れて、

対象を感じることができるのです。

Jim Makos @unsplash


分析する際、

対象に共感するだけではだめですが、

だからといって、

まったく理解しないまま解釈することは

できないと思います。


そして、

「自分」視点から見ると、

矛盾だらけのことでも、

「対象者」視点で見ると、

実はその人なりの道筋があることが理解できるのです。


このように、

「自分」視点から離れることで、

さまざまな視点を獲得できると思います。


さらにいうと、

この手法を使うと、

授業の終わりには、

みんなが知的な刺激を受けて生き生きとするだけでなく、

教員を含むゼミ生の関係性をポジティブにしてくれますよ。


教員は、

ぜひ、こうした経験的な学びを用いて、

新たな気づきを促してみてください。


大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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