最後の難関ーー口頭試問 その1


さて、修士論文をいかに書くか、というテーマを

ここまで掘り下げてきました。


ようやく書き終わったーー!飲むぞ!遊ぶぞ!!

と思っている社会人院生の皆さんも、多いでしょう。


(余談ですが、社会人で勉強するときのつらさの一つが、

 お酒を飲まないようにしないといけないことでした・・・^^;

    お酒を飲み過ぎると翌日使い物にならなくなるので・・・

 毎日晩酌がルーティンだったから、地味にきつかったです・・・)


しかし、最後にまだ残っています。

書きあげた後の、

最後にして最大の

ウォールマリアの壁(@進撃の巨人)くらいの難関

口頭試問 です。



Photo by Brad Barmore on Unsplash


修論を提出した後、1か月くらいかけて、

先生方は、じっくりと修論を読んでくださり(ありがたいけど怖い)、

そして、どんな穴があるか、不足している点はなにか、を

プロの鑑識眼で、じっくりと検査するわけです。


口頭試問の厳しさは、研究科の特徴や、

その後の進路によっても違います。


研究科の特徴は、しっかりと先輩方から情報を収集しておきましょう。

修士1年の段階で、

1年先輩の口頭試問がどんなものだったかを聞いておくといいですね。


また、

A 修士課程だけで大学院を去る場合 よりも、

B 博士課程に進学する場合 の方が厳しくなります。

Bでは、博士課程の受験も兼ねているからですね。


実際私が経験してみたことからの感想なのですが

口頭試問で先生方が見ているのは、


  「ほんとにこの修論、あなたが書いたの?」


  「ちゃんと一貫した論理で貫かれているのかな?
   ちょっと意地悪な質問して試してみよう」

  「たまたまいいものが書けちゃっただけなんじゃないの?
   どんな意義があるか説明できるのかい?」


という点ではないかな、と思います。

(あくまで私見です!)

これらに、しっかり根拠ある回答ができればよいと思います。


社会人院生の多くの方は、おそらくAタイプだと思います。

では、Aの場合、どんな対策が考えられるでしょうか?

次回、対策についてお伝えします。



大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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