中間発表をのりきる


修士2年生になると、4~7月の時期に、

修士論文中間発表会が行われます。


指導教員だけでなく、

その分野の教員が何人も集まって、

修論に向けた研究計画にダメ出しされます^^;


そこで今回は、この中間発表をどうのりきるかをお伝えします。


Photo by William Moreland on Unsplash




(1)準備

この中間発表をのりきるコツのひとつは、

何を求められているか、を把握することです。


例えば、

私が在学していた時、

4月の初回の発表では

「ビブリオを重視されるよ。ジャンルごとに分けておくといいかも」

といったアドバイスをもらいました。


これはフォーマルな情報にはいっさい書かれていないことだったので、

友人から聞かなければ、知らずに発表会を迎えていたでしょう。


そこで、

中間発表では何を求められているか、

どんなことを発表すればいいかを、

経験のある博士課程の先輩に聞いてみましょう。


あるいは、教員に確認した情報を、

なかまで共有するのもいいと思います。

みんなで情報を持ち寄って、

しっかり準備しておくとよいと思います。



(2)発表後


とはいえ、がんばって準備したとしても、

発表では、

多くの批判を受けることになります(´;ω;`)ウゥゥ


そりゃそうですよね、

だって教員は研究のプロですから。

修士2年生が書く穴だらけの研究計画に、

つっこまないわけにいきません。


このとき受けた批判と、

それに対して応じた自分の言い分は、

しっかり記録しておきましょう。

社会人は、

批判されることに慣れていないので、

ついついこの批判を放置してしまいます。


しかし、この批判に応じてさらに考えを深めることが、

研究計画を緻密なものにしてくれます。


見返すのはいやかもしれませんが、

(というか、私はすごくいやでしばらく放置してた・・・!!)

1つ1つの批判に、


「これは、私の考えとは○○の点で違うから、あまり気にしない。

 反論を用意しておこう」


とか、


「この部分はたしかに不足しているから、調べてみよう」


とか、

「なるほど。そういう考えをすると、より精緻な分析になる」


というように、

ていねいに対応していくといいと思います。


このプロセスで重要なことは、

批判であってもしっかり受け止めて、

冷静に判断すること。


これこそ、大学院で身につけるべき

スキルです。


みなさんの中間発表が、

意義あるものとなりますように!



大学院生活 ガイド

おもに社会人院生の方向けに 大学院合格後の アカデミックライフ・スキルを お伝えします。

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