修士2年生になると、4~7月の時期に、
修士論文中間発表会が行われます。
指導教員だけでなく、
その分野の教員が何人も集まって、
修論に向けた研究計画にダメ出しされます^^;
そこで今回は、この中間発表をどうのりきるかをお伝えします。
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(1)準備
この中間発表をのりきるコツのひとつは、
何を求められているか、を把握することです。
例えば、
私が在学していた時、
4月の初回の発表では
「ビブリオを重視されるよ。ジャンルごとに分けておくといいかも」
といったアドバイスをもらいました。
これはフォーマルな情報にはいっさい書かれていないことだったので、
友人から聞かなければ、知らずに発表会を迎えていたでしょう。
そこで、
中間発表では何を求められているか、
どんなことを発表すればいいかを、
経験のある博士課程の先輩に聞いてみましょう。
あるいは、教員に確認した情報を、
なかまで共有するのもいいと思います。
みんなで情報を持ち寄って、
しっかり準備しておくとよいと思います。
(2)発表後
とはいえ、がんばって準備したとしても、
発表では、
多くの批判を受けることになります(´;ω;`)ウゥゥ
そりゃそうですよね、
だって教員は研究のプロですから。
修士2年生が書く穴だらけの研究計画に、
つっこまないわけにいきません。
このとき受けた批判と、
それに対して応じた自分の言い分は、
しっかり記録しておきましょう。
社会人は、
批判されることに慣れていないので、
ついついこの批判を放置してしまいます。
しかし、この批判に応じてさらに考えを深めることが、
研究計画を緻密なものにしてくれます。
見返すのはいやかもしれませんが、
(というか、私はすごくいやでしばらく放置してた・・・!!)
1つ1つの批判に、
「これは、私の考えとは○○の点で違うから、あまり気にしない。
反論を用意しておこう」
とか、
「この部分はたしかに不足しているから、調べてみよう」
とか、
「なるほど。そういう考えをすると、より精緻な分析になる」
というように、
ていねいに対応していくといいと思います。
このプロセスで重要なことは、
批判であってもしっかり受け止めて、
冷静に判断すること。
これこそ、大学院で身につけるべき
スキルです。
みなさんの中間発表が、
意義あるものとなりますように!
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