なぜ、ドラマ手法が社会人院生に有効なのか?
の前に、
もうひとつアクティビティをご紹介。
②フリーズフレーム
準備:ひとつの短い物語、小説、絵本など
参加者全員で読み合わせします。
次に、グループに分かれます。
経験的には、3~5人くらいだと、
短い時間でまとめやすいと思います。
開始:まず、各グループで、どの場面を取り上げるか決めます。
ほかのグループと重複してもOK!
取り上げる場面が決まったら、
その場面を、
全員で、全身をつかって表現しましょう。
フリーズフレームとは、静止画、のこと。
つまり、
みんなで、1枚の静止画をつくりあげるのです。
どう配置したら見ている人に伝わるか?
どんな表現なら、内容を伝えられるか?
チームワークと個性が求められるアクティビティです。
ここで紹介したものは、
ほんの一例ですが、
なぜ、こうした試みが、
社会人院生に必要なのでしょうか。
それは、
「社会人」という鎧を脱ぐためです。
「社会人」は、
たくさんの鎧を、
きづかないうちにまとっています。
「部長という誇り」、
「正社員として働いてきた矜持」、
社会の「こうあるべき」に適応しすぎて、
「たてまえや新聞の受け売りばかり話すくせ」
などなど・・・
ドラマ手法を用いると、
体も心も(冷)汗をかきますが、
それによって、
鎧がポロリ、と脱げるのです。
そして、もうひとつ。
より深い理解を経験する、
ということです。
わたしたちが、
いろんな情報、知識として知ることは、
例えるなら、
プールの表面を、
プールサイトに寝そべって、ちょっと触っているようなもの。
ドラマ手法のアクティビティは、
プールにドボン!と飛び込んで、
「あ、痛かった!」とか「意外に深かった!」とか、
水に押しつぶされそうな感じとか、
息が苦しいこととか、
でも水に抱かれると気持ちいいなとか、
ぷかぷか浮くからだの感じとか
とにかく感じることなんですね。
こうした経験を通して、
表面的な理解の仕方、
に一石を投じること。
社会人院生には、
まずはじめに、こうしたアクティビティを行い、
表面的な理解を「ガツン!!!」とこわしてしまいましょう。
photo by Wouter Supardi Salari @unsplash
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